かなり久しぶりにジャズを聴いた

仕事が終って、ふらりと近所の喫茶店へ寄りました。『ごじとま』という、おそらく真備町で数少ない喫茶店のひとつです。ランチのカレーが評判らしいのですが、あいにくいつも品切れなのも有名です。
何より有名なのは、真空管アンプで惜しげもなくジャズを垂れ流しにしているというところです。ただ流石にレコードを垂れ流すのは惜しいのか、普段はよくCDも流れていますが。
今日久しぶりにその店に寄ったら、取材を受けていたらしく若い和服姿の女性相手にマスターらしき人が嬉しそうに受け答えしていました。Kitty Margolisっぽいボーカルが流れていました。真空管アンプは相変わらず文句無しで、魔法のように彼女のボーカルに素晴らしい臨場感を与えてくれました。
取材の女性の方が何気にBrigitte Fontaineの"comme a la radio"のLPを手に取っていたのが目に入ったので家に帰って僕も聴いてみる事にしました。アート・アンサンブル・オブ・シカゴのテンションは相変わらず冷や冷やものです。それはいいのですが、やはり真空管アンプとの音質の差は如何ともしがたく、悔し涙がこぼれそうでした。